虫歯や歯周病によって歯がなくなっていくことは、昔から深刻な悩みでした。
かつて歯を失った場合、隣の健康な歯を削ってブリッジにしたり、部分入れ歯にしていました。しかし、一度削ってしまった歯は弱くなり、虫歯になりやすくなります。また入れ歯のばねをかける歯は、負担がかかり、歯が壊れてしまうこともあります。こうした悪循環で、治療を繰り返した末に、歯がほとんど無くなってしまうことさえあるのです。
このような問題を解決するためにインプラントは開発されました。インプラントは一度失ってしまった歯の部分に、人工の根を埋めて固定する方法です。インプラントは一度いれると、しっかりと固定され、取り外しの必要がありません。
インプラントは、まさに第二の歯といえるでしょう。
従来の療法では、周りの健康な歯を削りブリッジを装着します。このように形成された歯は、ブリッジを保持する役目を果たしますが、削られた部分は元には戻りません。
この削られた部分は細菌に対しての抵抗力が弱まり虫歯になる可能性が高まります。
デンタルインプラントが歯の根の代わりとなり、柱の役目を果たし、周りの健康な歯を削る必要はありません。

患者様の口腔内の状況を診査します。
パノラマレントゲン、レントゲンの断層撮影、模型診断、骨形態診査、咬合検査、歯周病検査等を行います。あごの骨の状態が悪い場合は、CTとコンピューター解析による精密検査も行われます。インプラント埋入手術とその予後に不安を感じることなく、安全で理想的な位置への埋入には正確な画像診断が必要不可欠です。

インプラントの治療計画を立てるうえでのポイントは、インプラントにかかわることだけではなく、お口全体の問題を検査し、診断することです。
インプラント治療を成功させ、長期にわたってインプラントを使っていけるようにするには、お口全体の健康を保つ必要があります。

最終的なインプラント治療計画を患者様と話し合います。
歯科医は患者様に、インプラントの細かな情報までしっかりとご説明していきます。
カウンセリングをしっかり行い、患者様、歯科医両者が納得して、はじめてインプラント治療が行えるのです。

局所麻酔で、インプラント手術をおこないます。通常のインプラント一本であれば、30から45分程度の手術ですみます。もちろん入院の必要はありません。骨のなかに埋められたインプラントは周りの骨と結合していきます。(オッセオインテグレーション)骨との結合がインプラントの最大の特徴です。ただ埋めるだけでなく、骨と一体化することで、インプラントに限りない強度が発揮されるのです。
治癒期間を経て、インプラントの上に新しい修復物をかぶせます。
修復物は、ネジ式でインプラントに固定するパターンとセメントで固定するパターンがありますが、最近ではセメント方式のインプラントが主流となっています。

3ヶ月〜半年に1回の定期的な診査とクリーニングでインプラントを長持ちさせます。